新理事長就任のごあいさつ

このたび、濱田政雄前理事長の後を引き継ぎ、理事長に就任いたしました。

今年、当財団は、前身である財団法人宮崎県腎臓バンクが平成4年7月に設立してから30周年を迎えました。また、今年は、平成9年10月に臓器移植法が施行されてから25年となります。こうした節目の年に理事長として就任いたしましたことに改めて身の引き締まる思いがしております。

さて、全国では、移植を希望している方が約1万5千人おられますが、そのうち移植を受けることができる方は年間約400人で、その割合は2%足らずという現状があります。

そのような中、当財団では、移植によって救われる命を少しでも増やしていくため、普及啓発活動による「臓器提供の意思表示」の促進や、臓器提供医療機関の体制整備の支援などに取り組んでおります。

今後もこうした活動を着実に進めてまいりたいと存じますので、県民の皆様をはじめ各医療機関や関係団体、企業の皆様方のご理解とご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

公益財団法人宮崎県移植推進財団

理事長 小牧 斎